日本対ポーランドは「95億円vs357億円」対決! レバンドフスキ一人の市場価格で西野J超え

日本代表は28日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦で、ポーランド代表と対戦する。欧州予選をグループ1位で通過してきた難敵は、主将でエースのFWロベルト・レバンドフスキバイエルン)をはじめ、ゲームメーカーのMFピオトル・ジエリンスキ(ナポリ)、守護神のGKヴォイチェフ・シュチェスニーユベントス)など強豪クラブでプレーする選手も多い。2連敗ですでにグループリーグ敗退が決定しているが、国の威信を懸けて全力でぶつかってくるだろう。

 最新のFIFAランキングでは、ポーランドが8位、日本が61位。さらに、ドイツ移籍情報サイト「transfermarkt.com」が移籍金や活躍度、年齢などを踏まえて総合的に算出している選手の推定市場価格を見ると、その“格差”はかなり大きい。

 ポーランドの1位はレバンドフスキだ。グループHでは唯一の大台突破となる117億円。ブンデスリーガで直近5シーズン中3度の得点王に輝くなど、そのゴール嗅覚とテクニックは間違いなくワールドクラス。推定市場価格においては、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスバイエルン)やセネガル代表FWサディオ・マネ(リバプール)をも上回る評価を受けている。

 他にもジエリンスキが41億6000万円、シュチェスニーとFWアルカディウシュ・ミリク(ナポリ)が26億円、DFカミル・グリク(モナコ)とMFグジェゴシュ・クリホビアク(WBA)が23億4000万円と、主力クラスには20億円超えが6人もいる。

ポーランドの平均推定市場価格を超えたのは香川のみ
 一方、日本代表のトップは2大会連続で日本の「10番」を背負うMF香川真司ドルトムント)の16億9000万円だ。今年2月に左足首を負傷し、約3カ月にわたって戦線離脱。それでもロシアW杯前のテストマッチでアピールすると、今大会は2試合連続でトップ下として先発起用され、初戦のコロンビア戦(2-1)では先制PKを決めて勝利に貢献した。

 チーム単位で登録メンバーの総推定市場価格を見ると、日本の合計約95億円に対して、ポーランドは約357億円と約3.8倍の差という結果になった。レバンドフスキ一人で日本の総額を大きく上回り、ポーランドの平均推定市場価格15億5000万円を超えたのも香川一人だけだった。

 数字上の格差をはねのけ、2010年南アフリカ大会以来となる決勝トーナメント進出をつかみ取りたい。
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