<本田圭佑>W杯前に「恩師の元へ」発言! 欧州復帰は可能なのか?

W杯終了後、欧州のビッグクラブへの復帰をもくろんでいるのが本田圭佑(32=パチューカ)だ。

 しかも、欧州CL常連クラブの多い5大リーグ(スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランス)への移籍を狙っているといわれる。

 日本時間19日の対コロンビア戦では、コーナーキックで大迫の決勝点をアシスト。25日の対セネガル戦では、値千金の同点弾も放った。日本人初の3大会連続得点とアシストをマークして存在感をアピールしたが、果たして強豪チームへの移籍は可能なのか。

「本田は、16―17年シーズンを最後にミランを戦力外として退団した時点で欧州5大リーグの移籍リストから漏れた選手という位置付けです」と、ロシアで取材中の元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏がこう言った。

「確かにここまで2試合で1ゴール・1アシストという結果を残しましたが、それは<あくまで日本代表として残した数字>に過ぎず、欧州の移籍マーケットでプラス材料になるわけではありません。セネガル戦でのゴールシーン以外の本田はスピードに欠け、ボールを失う機会も多かった。先発フル出場の選手ではなく、しょせんは32歳の控え選手に過ぎない――とシビアに査定されます」

 かねて指摘されていた絶対的な運動量の少なさとスピードの欠如は、高地メキシコでのプレーを経ても解消されなかったということだ。

「本田本人が、どうしても欧州にこだわるのであれば、セカンドグループのスコットランド、スイス、オーストリアポーランドといった国のリーグが関の山。ほかに可能性があるとするならば、プレー経験のあるロシアとか代表チームメートのDF長友が所属するトルコくらいでしょう」(中山氏)

 W杯に先立って行われたスイスとの強化試合終了後、本田がイタリアのメディアに囲まれるひと幕があった。ACミラン在籍時の恩師であるインザーギボローニャ監督(当時はベネチア監督)の印象を聞かれたのだ。

インザーギにはたくさんのことを学ばせてもらった。僕はいま、フリー。またインザーギの元に戻ってトレーニングをするかもしれない(笑い)」

 本田のこの発言を、イタリア人記者たちは「悪い冗談」と受け取ったに違いない。

日刊ゲンダイ6/28(木) 15:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180628-00000035-nkgendai-socc